環境とからだによいイネ・クロレラ・亜麻など植物資源の育成・保全にとりくむ農学者 折谷博士の研究活動を紹介します。
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イネ
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高山植物・森林

環境とからだによい新品種の育成
イネは長年の研究対象のひとつ。イネの根にある植物の細胞分裂を促す生長ホルモン、新サイトカイニンの開発研究にはじまり、最近ではイネ子実の高リジン蛋白質の生理的研究を踏まえ、人の成長に不可欠な必須アミノ酸のリジンを多く含むイネ品種の開発研究にとりくんでいます。

小麦・トウモロコシとともに世界の3大穀物にあげられるイネは、特にわが国では昔から主要な作物のひとつとされてきました。しかし、その大切な食糧を確保するための近代的な生産活動は今、環境をキズつけ、生物をキズつけ、結果として人間をいちばんキズつけることになってきました。また、作付品種の画一化は、少数の品種しか残せず、次代の品種をつくるための素材まで失われることになります。

人類に欠かせない環境と食糧を守るには、それぞれが自分の育てたいコメ、自分の食べたいコメを選べることも大切です。このため現在は、多様なイネの遺伝資源の保全を目的に、寒さや病気に強く、環境にストレスをかけずに栽培していくための品種、なおかつリジン・ビタミンなどの栄養素を多く含む良食味品種米の育成にもとりくんでいます。

【研究概要・課題】

・新サイトカイニン(TG-19)の開発研究
・水稲の安定多収栽培要因の解析
・イネ子実における高リジン蛋白質の生理化学的研究
・必須アミノ酸リジンを多く含むイネ品種の開発研究
・新品種「立山の雪」の育成(商標登録許可 第4662588号)
・新品種「ささゴールド」の育成(商標登録許可 第4772145号)

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